住宅革命 眞木健一

住宅革命

住宅革命

住宅業界のおかしいところをおかしいという著者の考えに頷く。

莫大な広告費は施主が負担している。質を落とさずコストを下げるために流通を見直し、素材を丹念に選びぬき、地方の工務店と連携する。

「日本の住宅は、30年しかもたない」を覆す。100年でも200年でも持つ家を!

「遺す家、遺る家」
コンセプトが素晴らしい。メンテナンス次第で残るならば、ゴミを増やすことを抑え、地球環境にも良い。

この本のポイント

ハウスメーカーは家を売るが、家は建てない。家を建てるのは工務店である。

ハウスメーカーは施主では無く、株主の方を見ている。

◎住宅アドバイザーが独立し業務を行えば、施主にとって利益となる。

◎パッシブな家を考える。エアコンに頼りすぎない。

◎資金計画は独立したFPとたてる。

◎売りやすさ=公共性が高い=壊さなくてよい=環境負荷軽減

家を建てても永住できるかどうかは分からない。何かのきっかけで他の場所に移ることにもなるかもしれない。そのようなときに売れる家、もしくは貸せる家というのは、フットワークを軽くする。