30代は「話し方」で9割変わる 福田 健
- 作者: 福田健
- 出版社/メーカー: 経済界
- 発売日: 2011/02/25
- メディア: 新書
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話し方は、話す姿勢だけではなく「聞く」姿勢も重要である。適度なタイミングで頷くのもスマートな大人のたしなみである。
こんな口癖に注意!
「いまさら」
「それくらいわかる」
「そんなの簡単だ」
「はっきり言って」
「はっきり言って」というのいうのは小心者が自分の心を隠すために強い言い方をしているだけなのである。
街中で転んだ時、人はまずはじめに「大丈夫」という。人は突然誰かに依存する状態になることを認めたくないものである。
自分にできないことまで自分で頑張りがちなことは多い。うまく人に頼めるようになりたいものである。
「打てば響く聞き方」
聞くことも大切な表現の1つである。間を大切に反応する。すぐに反応すると軽くあしらわれているような印象をもたれるだろう。本当に聞いているのかと。
人は、他人のできないことや、短所をあげつらう。それは、その人自身に自信がないから、他人を落とすことで安心感を得ているのである。
「非難するより、受け入れることの方が難しい」
ピータードラッカーはこう言う。
「弱みに目を向ける者にマネージャーを任せてはいけない。人ができないことに気づいても、人ができることに気づかなければ、組織の精神力は低下する。」
もうすぐ新しい年度に切り替わり、メンバーも幾分新しくなる組織もあるだろう。最初に肯定的な目で人を見ることができれば、潤滑な人間関係を築けると思う。
人を受け入れるためには、自分側に余裕のスペースがなくてはならない。